蔚来汽車、交換電池特許侵害で提訴され、2 億5000万米ドルの損害賠償を請求される 公式側は否定

『フィナンシャル・タイムズ』の報道によると、イスラエルの廃業したベンチャー企業の特許保有者が、中国の自動車メーカー・蔚来汽車に対し知的財産権侵害を主張し、2 5000 万米ドルの損害賠償を請求している。同イスラエル企業はかつて電気自動車向けインフラ開発の先駆的存在と見なされていた。

カナダの実業家ラリー・クラウス氏が支配する英領バージン諸島登録の事業体 Charge Peak は、火曜日、バッテリー交換技術に関する欧州特許 3 件を根拠に、蔚来汽車に対し権利侵害停止通知を送付した。これらの特許は、2013 年に電気自動車グループ Better Place が破綻した後、同事業体が取得したものである。Better Place 2007 年に設立されたイスラエル企業で、充電・バッテリー交換ステーションネットワークを整備することで自動車産業を革新し、化石燃料への依存を抑えようと事業を展開していた。

Charge Peak の弁護士は訴状の中で、蔚来汽車が「許可なく Better Place のビジネスモデル、技術、ノウハウ及び知的財産権を利用した」と主張している。

Charge Peak は当初具体的な賠償金額を明示していなかったが、保有する Better Place 関連の知的財産権(20 件超の特許を含む)を蔚来汽車に売却する形で紛争解決を提案。賠償金の基準として、蔚来汽車の 2025 年売上高 125 億米ドルの 2% に相当する2 5000 万米ドルを提示した。

蔚来汽車側は知的財産権侵害を否定。同社のバッテリー交換ステーションが使用する技術は、訴状に記載の 3 件の特許と実質的な相違があると表明。また、バッテリーの充電及び交換に関連する特許を 2200 件以上出願・保有していると説明した。

中国の電気自動車業界では、国内競合企業同士を含め特許・知的財産権紛争は頻発している。今回の提訴は、波乱の多かった蔚来汽車の事業展開に新たな変数をもたらした。一方、過去 18 カ月間は国内の激しい競争と海外需要の低迷に直面しながらも経営状況は安定化しており、昨年の販売台数は前年比 50% 増の 32 6000 台超を記録した。

Charge Peak は蔚来汽車に対し、65日までに訴状への回答を行うよう求めている。

出典:IPRdaily

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