国家知識産権局による、電子特許出願書類の提出における拡張マークアップ言語(XML)形式の使用のさらなる促進に関する通知
2025-06-30
国家知識産権局は、拡張マークアップ言語(XML)形式(以下、XML形式)による電子特許出願書類の提出を推進するキャンペーンを開始した。出願人及び代理機関は、当局の関連データ標準及び仕様に準拠した電子特許出願書類を提出する必要がある。関係事項を下記のとおりお知らせする。
1. 優先審査、加速審査、特許審査ハイウェイ(PPH)、延期審査、集中審査を請求する2025年10月1日以降の出願については、電子出願をXML形式で提出する必要がある。2026 年には、国家知識産権局のシステムは段階的にアップグレードされ、XML形式で提出された電子特許出願書類のみを受け入れるようになる。
2. 今回の推進事業の対象となる電子特許出願書類には、中国国内の発明、実用新案、意匠の出願、無効審判請求、PCTの中国国内段階に移行する特許出願が含まれ、願書、特許請求の範囲、明細書、図面、要約、意匠図と簡単な説明、およびそれらの修正・差し替え書類が含まれる。
3. 出願人が特許電子出願書類をXML形式で提出しなかった場合、またはその後に非XML形式で修正もしくは差し替えた書類を提出した場合、出願人は関連する審査政策を享受する権利を自動的に放棄したものとみなされる。本通知第2条に規定するもの以外の書類(例えば、添付資料、改変比較ページ、配列表など)で出願書類に添付して提出されるものは、当事務局が認める電子ファイル形式で引き続き提出することができる。
4. 出願人や代理機関の利便性を図るため、国家知識産権局特許業務処理システム(http://cponline.cnipa.gov.cn)では、ツールダウンロードセクションで特許電子出願データ標準仕様、XML形式変換ツール、ユーザーマニュアルなどを提供している。出願人及び代理機関は、当局が提供する変換ツールや特許業務処理システムの出願書類編集機能を利用してXML形式のファイルを作成するか、サードパーティ製のツールを使用して当局のデータ標準および仕様に準拠したXML形式のファイルを作成することもできる。
5. 出願人及び代理人は、提出された特許出願書類の内容の正確性を確保するために必要な校正義務を履行しなければならない。
出所:国家知識産権局
2025年5月20日