中国太陽光発電産業協会の知的財産権専門委員会は、国家工業情報安全発展研究センターおよび工業情報化部の電子知的財産権センターと共同で、このほど「太陽光発電産業の特許発展に関する年次報告書（2024年）」を発表した。報告書は、近年、中国の太陽光発電産業の規模が急速に拡大し、技術水準が進歩し続け、イノベーションの成果が現れ続け、2023年12月31日現在、中国の太陽光発電産業は、特許出願の累計件数が16.8万件、有効特許件数が7.3万件、有効発明特許件数が2.2万件で、世界第1位であると指摘している。

太陽光発電の応用シーンが拡大し続け、市場の需要が高まる中、TOPCon電池、BC電池、ヘテロ接合電池（以下、「3種類の電池」）に代表される新型電池が徐々に業界の注目を集めている。特に、今年からN型TOPConセルがPERCセルに代わって市場の主流製品となっている。新技術や新製品の産業化が加速するにつれ、企業はイノベーション、特許レイアウト、知的財産権保護にますます注目している。

報告書は、近年、国内の技術革新の主体は継続的にR＆D投資を増加させるために、バッテリーの特許出願の3種類が急速な成長傾向にあり、産業技術が進歩し続け、実験室の変換効率は繰り返し世界記録を破っていることを示している。2023年12月31日現在、TOPCon電池、BC電池、ヘテロ接合電池の分野における中国の累積特許出願件数は6,162件、2,439件、2,693件であり、世界出願件数に占める割合は51％、43.7％、58.7％であり、出願件数は世界第一位である。中国は、三種の電池分野における技術革新の重要な推進力となっている。

出所：IPRdaily

2024年6月27日